アフターピルの費用はいくら?
緊急避妊薬は保険がきかないため、値段は手に入れる方法や店によって変わります。2026年10月9日時点で公式に分かっている数字だけを載せます。
- 医療用の緊急避妊薬は保険の対象になりません(自費)。医療機関での値段は、それぞれの医療機関が決めます。
- 薬局で買う要指導医薬品「ノルレボ」のメーカー希望小売価格は、1錠 税込7,480円(税抜6,800円)です(第一三共ヘルスケア、2026年6月5日発表)。実際の売値は店ごとに違うことがあります。
- 性犯罪の被害の場合は、警察が緊急避妊などの費用を公費で負担する仕組みがあります。
なぜ保険がきかないの?
医療用の「ノルレボ錠1.5mg」も、後発品の「レボノルゲストレル錠1.5mg「F」」も、添付文書に「保険給付の対象とならない」と書かれています。国が決める薬の値段の表(薬価基準)に載っていないためです。
保険がきく薬は、国が決めた値段で、かかった費用の一部を払います。緊急避妊薬はこれにあたらないので、薬の代金は全額を自分で払う「自費」になります。
医療機関で受け取るといくら?
医療機関での値段について、国などの公的な資料で示された金額はありません。自費の薬には国が決めた値段がないため、医療機関ごとに値段が違います。
支払いには、薬の代金のほかに、診察などの費用が含まれることがあります。いくらになるかは、受診する前に電話などで医療機関に確かめてください。このサイトでは、医療機関ごとの値段を集めたり比べたりはしていません。
オンライン診療の場合も、診察は医療機関、薬の受け取りは薬局になります。それぞれで何にいくらかかるかを、先に確かめておくと安心です。
薬局で買うといくら?
要指導医薬品の「ノルレボ」について、販売元の第一三共ヘルスケアは2026年6月5日の発表で、メーカー希望小売価格を1錠 税抜6,800円(税込7,480円)としています。1つの箱には1錠入っています。
メーカー希望小売価格は、あくまで「希望」の値段です。売値は決まっていないので、実際に払う金額は薬局によって違うことがあります。買う前に薬局に確かめてください。
同じ成分の要指導医薬品「レソエル72」もありますが、2026年10月9日時点で、編集部は会社の公式な価格の資料を確かめられていません。そのため、このページには金額を載せていません。
薬局では薬のほかにお金がかかる?
薬剤師は、飲んでからおよそ3週間後に、産婦人科を受診するか妊娠検査薬を使うよう説明する決まりです。必要に応じて、妊娠検査薬も一緒に買うよう勧められます。その場合は、検査薬の代金が別にかかります。
また、チェックシートの段階で妊娠の可能性が疑われるときは、妊娠検査薬で調べる手順になっています。飲んだ後の確かめ方は飲んだ後のページにまとめています。
手に入れ方ごとに、費用はどう考える?
費用の決まり方は、手に入れる方法によって違います。2026年10月9日時点で分かっていることを並べます。
| 方法 | 費用の決まり方 | 確かめる相手 |
|---|---|---|
| 医療機関(対面) | 薬は自費。値段は医療機関が決める | 受診する医療機関 |
| オンライン診療 | 診察は医療機関、薬の受け取りは薬局。薬は自費 | 診察する医療機関と、受け取る薬局 |
| 薬局(処方箋なし) | メーカー希望小売価格は1錠 税込7,480円。売値は店ごと | 買う薬局 |
| 性犯罪の被害 | 警察の公費負担の仕組みがある | 事件を担当する警察 |
どの方法でも、聞いておくとよいのは「薬の代金」「それ以外にかかるもの」「支払いの方法」の3つです。時間がないときほど、電話で一度にまとめて確かめると、着いてから迷わずにすみます。
試験販売のころはいくらだった?
2023年度の国の調査事業(試験販売)では、各薬局が7,000〜9,000円の範囲で値段を決めていました。購入者へのアンケートでは、満足度は費用の項目だけが低い結果でした。
これは2026年2月1日までの試験販売の話です。今の値段を調べるときの参考にはなりますが、今の売値そのものではありません。インターネットで「薬局で7,000〜9,000円」といった説明を見かけたら、試験販売のころの記事ではないか、書かれた日付を確かめてください。2026年2月2日からは、要指導医薬品としての販売に変わっています。
性暴力の被害にあったときの費用は?
警察は、性犯罪の被害者の緊急避妊などにかかる費用を、公費で負担しています。警察庁の説明では、初診料、診断書の料金、性感染症などの検査の費用、人工妊娠中絶の費用も含まれます。
どこまでが対象か、何回まで使えるか、どんな手続きがいるかは、都道府県の警察によって違うことがあります。くわしくは、事件を担当する警察に確かめてください。相談の番号と流れは相談先のページにあります。
安い薬を探すときに気をつけることは?
値段だけで選ぶと、国内で承認されていない薬や、中身の分からない薬にたどり着くことがあります。個人輸入した薬は品質が確かめられておらず、健康被害が出ても国の救済制度の対象になりません。
くわしくは個人輸入の危険のページにまとめています。国内の正規の方法は入手方法のページで比べています。
よく出る疑問
医療用と薬局の薬で、どちらが安いですか?
医療機関の値段は医療機関ごとに違い、公的な比べられる資料はありません。薬局の薬もメーカー希望小売価格があるだけで、売値は店ごとです。それぞれに問い合わせて確かめてください。
後発品なら安くなりますか?
医療用の先発品も後発品も保険の対象ではなく、値段は医療機関が決めます。公的に比べられる資料はないので、受診する医療機関に確かめてください。
保険証を出せば安くなりますか?
緊急避妊薬は保険給付の対象ではないので、薬の代金は自費です。診察などを含めた支払いの内訳は、医療機関に確かめてください。
警察の公費負担は、相談しただけで使えますか?
対象や手続きは都道府県の警察で違うことがあります。事件を担当する警察に、使えるかどうかと手続きを確かめてください。
- ノルレボ錠1.5mg 添付文書(PMDA・2022年2月改訂 第2版)(2026年10月9日に確認)
- レボノルゲストレル錠1.5mg「F」 添付文書(PMDA)(2026年10月9日に確認)
- ノルレボに関する発表(第一三共ヘルスケア・2026年6月5日。メーカー希望小売価格の記載)(2026年10月9日に確認)
- 審議結果報告書・審査報告書 ノルレボ(要指導医薬品)(厚生労働省掲載)(2026年10月9日に確認)
- 要指導医薬品である緊急避妊薬の販売に関する通知(令和7年9月18日 医薬総発0918第2号・医薬薬審発0918第3号、厚生労働省)(2026年10月9日に確認)
- 緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業 概要(厚生労働省・令和5年度)(2026年10月9日に確認)
- 緊急避妊薬のスイッチOTC化について(厚生労働省 部会資料・令和7年8月)(2026年10月9日に確認)
- 犯罪被害者等施策「性的な被害」(警察庁)(2026年10月9日に確認)
- 医薬品等の個人輸入について(厚生労働省)(2026年10月9日に確認)
このページは、添付文書や国・学会の資料など公開された情報をまとめたものです。一人ひとりの状況(飲めるかどうか・妊娠の可能性)は判断できません。飲むかどうか、飲んだ後のことは、医師か薬剤師に相談してください。当サイトは医療機関・薬局の紹介も、薬の販売もしていません。